続続ホット情報

ワイヤレスブロードバンドモデムがドカーンと壊れてからノルウェーに来るまで、88マンが何をしてたのか、今回もまとめて見る事にしました。

4月

  • 無職状態5ヶ月目突入。
  • バイオインフォマティクスを諦めて普通にITの職探しをする。
  • 速攻で職ゲット出来ると思ってたのに、4月末まで難航する。


5月 

  • 仕事はキツイし、通勤が1時間半もかかるので、毎日フラフラになる。
  • ノルウェーの大学からメールが来て、カモノハシ論文を見せてくれと言われたので、渋々提出する。
  • カモノハシ論文がよく分からないとの連絡が来る。
  • しょうがないのでアブストラクト(論文の概略)を作って、全部カモノハシのせいにする。


以上、ホット情報0.3でした。えーと、あんまりホットじゃなかったので、ホットな画像を一枚載せておきます。あれ?こんな犬いたっけ?


続ホット情報

unwired


ワイヤレスブロードバンドモデムがドカーンと壊れてからノルウェーに来るまで、88マンが何をしてたのか、今回もまとめて見る事にしました。

3月 ブロードバンドモデムの細かい操作はプロバイダーから直接する仕様になっていて、何処がおかしいのかチェックしてもらう為、プロバイダーに電話をする。

オーストラリアではカスタマーサービスの大部分がインドにアウトソースされていて、この時も現地のインド人の女の子のオペレーターにつながる。それなりにネットワークに詳しい娘みたいで、30分間程色々と一緒に試したけど、結局駄目で、最終的に「これは近くに大きなビルが建ったに違いない」との大結論を下され、反論出来ずに思わず笑ってしまう。

後でインターネットカフェで検索してみると「基地局とお客様のお家の間に大きな車が乗り捨てられたに違いない」と断言された人の話など、そのプロバイダーから受けた珍回答で盛り上がっているフォーラムを発見する。

プロバイダーの公式フォーラムにも対処法がいろいろと載っていて、「アルミホイルでモデムを包んで一部分だけ穴を開けて見てください」とか「アルミホイルを使ってアンテナを延長して見てください」とか「モデムからアンテナを思いっきり引っ張って分離してみてください」とかも紹介されいて、結構面白いのだけど、一般的なモデム修理方法を載せて欲しかった。

症状としては、「こっちから基地局は見えているのだけど、30秒ごとに同じ基地局の別のアンテナに勝手に再接続を試みてしまう」というもので、ファームウェアがいかれポンチになったのでは、と思ってたんだけど、「アルミホイル」とか「乗り捨てられた車」とか「大きなビル」とか「思い切り引っこ抜く」とか、何気にいろいろと勉強になった。

アルミホイルってやっぱり凄いね。

以上、ホット情報0.2でした。

ノルウェーホット情報0.1

ワイヤレスブロードバンドモデムがドカーンと壊れてからノルウェーに来るまで、88マンが何をしてたのか、少しまとめて見る事にしました。

まあ、特に何をしてたって訳でも無いんですけど、お尻をよく掻いてました。2005年の12月から「お尻カユイ痒い病」にかかってしまって、それ以来ボリボリと掻きまくっているんです。2005年の12月に何が起きたのかというと、88マンがケアンズのジャングルで一人でキャンプをしている時に、アリの大群に襲われてしまったのです。アリの軍団が買いたてホヤホヤのテントの底のシートの固い部分を突き破って朝方に進入して来たのです。88マンはその時グーグーと眠っていたのですけど、アリ達はローヤルゼリーの匂いと勘違いしたのか、88マンの肛門にガブっと噛み付いて来たのです。あまりの激痛に「ギャー」っと悲鳴を上げて飛び起きて、テント中にいるアリ達を真っ裸になってブチブチバンバンと殺してしまったのですが、それ以来、その時の傷が未だに癒えずに「お尻カユイ痒い病」なのです。お尻っていうか、お尻の一部である肛門なのですけど。掻いた後はちゃんと臭くないか指の匂いを嗅いでいるので、その辺は心配してくれなくても大丈夫です。

えーと、ノルウェーホット情報第一弾でした。

文字が読めない大人達

3月末に自宅で使っていたワイヤレスモデムが壊れてしまって、日本語ネット環境が使えなくなってしまった為、しばらく更新してませんでした。もう自分が88マンだという事は完全に忘れていました。それはどうでも良いのですけど、同時に快適エロムービーダウンロード環境までドッカーンっと吹っ飛んでしまったので、それはそれで、かなりの大ショックでした。

日記を更新していない間に、色々とあってノルウェーに移住する事になりました。トロンヘイムという丁度ノルウェーの中間に位置している町に住んでいます。移住というより、とりあえず3年間住んでみて、気に入ったら住み続ける予定です。

今、自宅のノートパソコンでカタカタとこの日記を書いてます。日記じゃなくて季節報みたいになってしまってますけど、これからは一週間に一度位の頻度でノルウェーホット情報を書いていきたいと思っています。ホット情報とはキノコ狩りとかそういうのです。

これからは、USBメモリーに日記を保存して、翌日にオフィスからこっそりとアップするので、コメントへの返事は全部ノルウェー語になります。オフィスのパソコンでは日本語は読めるのですけど、日本語入力ソフトが無いので日本語は書けないのです。というかノルウェー語が全然話せず読み書きも出来ないのが結構ヤバイです。オーストラリアで「文字が読めない大人達」みたいな特集をテレビで少し前に放送していて、かわいそうな人達だなと思って見ていたのですが、88マンも突然、文字が読めない大人達の一員になってしまいました。

マイクロRNA奨学金面接

昨日、大学で奨学金の面接がありました。勘違いで全く関係の無いビルに行ってしまい、その事に面接開始5分前になって気がつきました。ダッシュでそのビルを出ながら面接担当の教授に電話をすると、運悪く能天気な受付のお姉ちゃんに繋がってしまいました。状況を説明して道順を聞こうと思ったのですけど、「ちょっと待っててね」とか言ってブチって電話を切られてしまいました。もう一度かけ直すと「ゴメン、ゴメン、ボタン間違えた」とか言って、人が大ピンチに陥っているというのに笑いながら出てきました。とりあえず時間変更などの複雑な手続きをこのノホホンおねえさんに頼んでる暇は無かったので、「少し遅れる」との伝言だけお願いしました。

運良く一発目に道順を聞いた人が、その面接場所のビルを知っていたので、10分遅れで面接会場に着くことが出来ました。結構暑い日だったので、もう全身汗ダラダラになっていました。面接官の2人は汗だくで登場した88マンに、少しビックリしてました。でも、なんだか山下清似のタコ入道みたいになってる88マンが汗を拭き拭き「遅れてごめんなさい」と事情を説明しだすと、2人とも笑ってました。ついでに88マンも一緒に笑っておきました。

医学部でマイクロRNAっていうのを一年勉強する為の奨学金なのですが、マイクロRNAについては何も聞かれませんでした。大学の成績がすごく良いと感心されたのですが、リサーチプロジェクトの成績がいまいちと指摘されました。そこで88マンは、カモノハシのDNAがどれだけ最悪かって事を一生懸命説明すると、面接官達は笑ってました。別に面白い話をしたつもりは無かったのですけど、88マンも一応一緒に笑っておきました。

上の図はマイクロRNAのイメージです。最近ホットな奴と話題です。短小なくせに結構活発だからだと思います。ちなみにボケボケの受付のお姉さんは、金髪でメチャクチャ可愛い人でした。

人間の条件

ちょうど今、同居人のコルが週末にしたバーベキューの残りのスペアリブをボロっとゴミ箱に捨てて、自分の部屋に入っていきました。88マンはすぐに台所に行って、ゴミ箱からスペアリブを救出しようかと思ったんだけど、一応大人なので止めて置きました。あー危なかった。

ミャンマー::パテイン

時期:2002年3月

パテインはパテイン川のほとりにある小さな町で、ベンガル湾側にあるビーチへ行く人達の拠点となっています。88マンはパゴタやストゥーパなどの仏塔やお寺巡りはもうお腹いっぱいになっていたので、町で2日間まったりする事にしました。町の雰囲気は明治時代みたいで、他のアジアの町並みとは少し違っていて、なかなか綺麗な所でした。

日が暮れると町の中心部で夜市があったので、夕食前に色々と見て回りました。基本的に食べ物とお供え物が中心だったので、88マンは何も買わずに、町で唯一外食ができる水上レストランに行く事にしました。そんなに大したレストランでは無いのですけど、レストラン前は自転車タクシーのメッカになっていました。3輪でこじゃれた椅子が付いてる自転車で、50台程たむろしてました。たまに町のVIPっぽい人達がそのチャリタク(チャリンコタクシー)でガラガラとレストランに食事に来たりしてたけど、明らかに過剰供給です。

チャリタクの間を通り抜けて、レストランに入ろうとすると、一人のチャリタク運転手が88マンに話しかけてきました。そのアライグマみたいな顔した青年は、彼のガラガラ自転車で町をいろいろと案内してあげると言ってきました。レストラン前と夜市以外の場所は基本的に真っ暗で、そんな所を案内されても少しおっかないので、いつものように適当に言い訳をして断りました。すると、夜市を歩きながら色々と説明をしてくれると言うので、大してお腹も空いてなかったし、案内してもらう事にしました。

見ただけでは分からない物も多かったので少し期待していたのですが、その後少しショッキングな事が起って、アライグマ青年が一生懸命してくれた説明は完全に上の空でした。そのアライグマ青年は何を思ったのか、突然88マンの手をギュッとつないできたのです。日本以外のアジアの国って若い女の子が手をつないで歩いたりしてるを良く見かたりするのですが、ミャンマーでは男同士でも手をつなぐみたいです。そんな事情を知らなかった88マンは完全に舞い上がってしまって、小学生以来久しぶりに、手がねちゃねちゃになってしまいました。アライグマ青年は88マンの手が明らかに湿ってきて、しまいにはツルツル滑り出してるのに、そんな事にはまったく気にかけず、何かについて熱心に語っていました。現地の他のビルマ人達は相変わらず見て見ぬふりをしていました。