ノルウェーホット情報0.1

ワイヤレスブロードバンドモデムがドカーンと壊れてからノルウェーに来るまで、88マンが何をしてたのか、少しまとめて見る事にしました。

まあ、特に何をしてたって訳でも無いんですけど、お尻をよく掻いてました。2005年の12月から「お尻カユイ痒い病」にかかってしまって、それ以来ボリボリと掻きまくっているんです。2005年の12月に何が起きたのかというと、88マンがケアンズのジャングルで一人でキャンプをしている時に、アリの大群に襲われてしまったのです。アリの軍団が買いたてホヤホヤのテントの底のシートの固い部分を突き破って朝方に進入して来たのです。88マンはその時グーグーと眠っていたのですけど、アリ達はローヤルゼリーの匂いと勘違いしたのか、88マンの肛門にガブっと噛み付いて来たのです。あまりの激痛に「ギャー」っと悲鳴を上げて飛び起きて、テント中にいるアリ達を真っ裸になってブチブチバンバンと殺してしまったのですが、それ以来、その時の傷が未だに癒えずに「お尻カユイ痒い病」なのです。お尻っていうか、お尻の一部である肛門なのですけど。掻いた後はちゃんと臭くないか指の匂いを嗅いでいるので、その辺は心配してくれなくても大丈夫です。

えーと、ノルウェーホット情報第一弾でした。

文字が読めない大人達

3月末に自宅で使っていたワイヤレスモデムが壊れてしまって、日本語ネット環境が使えなくなってしまった為、しばらく更新してませんでした。もう自分が88マンだという事は完全に忘れていました。それはどうでも良いのですけど、同時に快適エロムービーダウンロード環境までドッカーンっと吹っ飛んでしまったので、それはそれで、かなりの大ショックでした。

日記を更新していない間に、色々とあってノルウェーに移住する事になりました。トロンヘイムという丁度ノルウェーの中間に位置している町に住んでいます。移住というより、とりあえず3年間住んでみて、気に入ったら住み続ける予定です。

今、自宅のノートパソコンでカタカタとこの日記を書いてます。日記じゃなくて季節報みたいになってしまってますけど、これからは一週間に一度位の頻度でノルウェーホット情報を書いていきたいと思っています。ホット情報とはキノコ狩りとかそういうのです。

これからは、USBメモリーに日記を保存して、翌日にオフィスからこっそりとアップするので、コメントへの返事は全部ノルウェー語になります。オフィスのパソコンでは日本語は読めるのですけど、日本語入力ソフトが無いので日本語は書けないのです。というかノルウェー語が全然話せず読み書きも出来ないのが結構ヤバイです。オーストラリアで「文字が読めない大人達」みたいな特集をテレビで少し前に放送していて、かわいそうな人達だなと思って見ていたのですが、88マンも突然、文字が読めない大人達の一員になってしまいました。

マイクロRNA奨学金面接

昨日、大学で奨学金の面接がありました。勘違いで全く関係の無いビルに行ってしまい、その事に面接開始5分前になって気がつきました。ダッシュでそのビルを出ながら面接担当の教授に電話をすると、運悪く能天気な受付のお姉ちゃんに繋がってしまいました。状況を説明して道順を聞こうと思ったのですけど、「ちょっと待っててね」とか言ってブチって電話を切られてしまいました。もう一度かけ直すと「ゴメン、ゴメン、ボタン間違えた」とか言って、人が大ピンチに陥っているというのに笑いながら出てきました。とりあえず時間変更などの複雑な手続きをこのノホホンおねえさんに頼んでる暇は無かったので、「少し遅れる」との伝言だけお願いしました。

運良く一発目に道順を聞いた人が、その面接場所のビルを知っていたので、10分遅れで面接会場に着くことが出来ました。結構暑い日だったので、もう全身汗ダラダラになっていました。面接官の2人は汗だくで登場した88マンに、少しビックリしてました。でも、なんだか山下清似のタコ入道みたいになってる88マンが汗を拭き拭き「遅れてごめんなさい」と事情を説明しだすと、2人とも笑ってました。ついでに88マンも一緒に笑っておきました。

医学部でマイクロRNAっていうのを一年勉強する為の奨学金なのですが、マイクロRNAについては何も聞かれませんでした。大学の成績がすごく良いと感心されたのですが、リサーチプロジェクトの成績がいまいちと指摘されました。そこで88マンは、カモノハシのDNAがどれだけ最悪かって事を一生懸命説明すると、面接官達は笑ってました。別に面白い話をしたつもりは無かったのですけど、88マンも一応一緒に笑っておきました。

上の図はマイクロRNAのイメージです。最近ホットな奴と話題です。短小なくせに結構活発だからだと思います。ちなみにボケボケの受付のお姉さんは、金髪でメチャクチャ可愛い人でした。

人間の条件

ちょうど今、同居人のコルが週末にしたバーベキューの残りのスペアリブをボロっとゴミ箱に捨てて、自分の部屋に入っていきました。88マンはすぐに台所に行って、ゴミ箱からスペアリブを救出しようかと思ったんだけど、一応大人なので止めて置きました。あー危なかった。

ミャンマー::パテイン

時期:2002年3月

パテインはパテイン川のほとりにある小さな町で、ベンガル湾側にあるビーチへ行く人達の拠点となっています。88マンはパゴタやストゥーパなどの仏塔やお寺巡りはもうお腹いっぱいになっていたので、町で2日間まったりする事にしました。町の雰囲気は明治時代みたいで、他のアジアの町並みとは少し違っていて、なかなか綺麗な所でした。

日が暮れると町の中心部で夜市があったので、夕食前に色々と見て回りました。基本的に食べ物とお供え物が中心だったので、88マンは何も買わずに、町で唯一外食ができる水上レストランに行く事にしました。そんなに大したレストランでは無いのですけど、レストラン前は自転車タクシーのメッカになっていました。3輪でこじゃれた椅子が付いてる自転車で、50台程たむろしてました。たまに町のVIPっぽい人達がそのチャリタク(チャリンコタクシー)でガラガラとレストランに食事に来たりしてたけど、明らかに過剰供給です。

チャリタクの間を通り抜けて、レストランに入ろうとすると、一人のチャリタク運転手が88マンに話しかけてきました。そのアライグマみたいな顔した青年は、彼のガラガラ自転車で町をいろいろと案内してあげると言ってきました。レストラン前と夜市以外の場所は基本的に真っ暗で、そんな所を案内されても少しおっかないので、いつものように適当に言い訳をして断りました。すると、夜市を歩きながら色々と説明をしてくれると言うので、大してお腹も空いてなかったし、案内してもらう事にしました。

見ただけでは分からない物も多かったので少し期待していたのですが、その後少しショッキングな事が起って、アライグマ青年が一生懸命してくれた説明は完全に上の空でした。そのアライグマ青年は何を思ったのか、突然88マンの手をギュッとつないできたのです。日本以外のアジアの国って若い女の子が手をつないで歩いたりしてるを良く見かたりするのですが、ミャンマーでは男同士でも手をつなぐみたいです。そんな事情を知らなかった88マンは完全に舞い上がってしまって、小学生以来久しぶりに、手がねちゃねちゃになってしまいました。アライグマ青年は88マンの手が明らかに湿ってきて、しまいにはツルツル滑り出してるのに、そんな事にはまったく気にかけず、何かについて熱心に語っていました。現地の他のビルマ人達は相変わらず見て見ぬふりをしていました。

好きな食べ物::バター


「好きな食べ物は何?」と聞かれても沢山ありすぎて直ぐに思いつかないのですが、88マンが昔からのお気に入りの素材系食べ物はいくつかあります。別に誰も知りたく無いかもしれないけど、88マンのお気に入り特選素材を3つ選んでみました。

  • バター
  • マヨネーズ
  • 納豆のたれ

三つともそれぞれ思い入れも思い出も沢山あるのですが、今日はバターについて書いてみたいと思います。バターの使用法として代表的な物のひとつとして、まずは上の写真にあるようなバター彫刻があります。牛がモチーフになっている事が多く、チョコレートやチーズなどとの合体彫刻などバリエーション豊富な大衆芸術です。その他にもバター犬など、いろいろ話題の多いバターですが、普通に食べ物としてのバターはご存知の通り超おいしいです。しかも最近バターは人気急上昇する可能性を秘めています。

去年、マクドナルドや他のファーストフードで使用されている油がトランス脂肪酸という事で、いろいろと問題になっていました。化学を勉強した人は知っていると思うけど、様々な物質にはトランスとシスっていう二つの形態がある物があります。このトランスの形態の脂肪酸が体内に取り込まれると、何か珍反応が起こって、とんでもない事になっちゃうのかもしれません。しかも、マーガリンにも同じくトランス脂肪酸が含まれているそうなので、ここでバターの登場です。

朝トーストを食べる事の多い88マンは、早速バターを買ってきました。使い始めてみると、ほかほかのトーストの上でも、全然うまくつけられません。固すぎです。なんだか無理に延ばそうとすると、トーストが引きちぎれたりするので、使用中止しました。

しばらく冷蔵個の中にほっぽり放しとなっていた可愛そうなバターですが、バターご飯として復活しました。最近買い物に行くのが億劫になってきていて、食べるものがバターとお米とその他の調味料しかなくなってしまったのです。そういう訳で、ご飯をフライパンで大量のバターで炒めてしょう油で味付けをするという、食事をしばらくしてました。

バターの効果は直ぐにでてきました。体重が80キロを超えて、体に変な出来物が出来てきたのです。それで朝小便からも甘い匂いがするようになりました。最初はオナニー後の処理がまずくて、ちんこが臭くなったのかなあっと思っていたのですが、なんだか尿糖っぽいです。というか、ちんこが臭くてその上に尿糖なのかもしれません。

そういう訳で、バターはまた冷蔵庫の中でほっぽり放しとなっています。今ではダイエットを始めて体重も77キロ位になってます。総合的にみるとバターは美味しいけど、88マンとしてはマーガリンの使用をお奨めします。

マャンマー::パテイン行きのバス

時期:2002年3月

パテイン行きのバスはヤンゴンの外れにあるバスターミナルから毎日2,3本出ているという事なので、朝一番のバスに乗ろう思い早起きして宿を出ました。パテインはヤンゴンから4時間程北上した所にある川沿いの小さな町です。

パテイン行きのバスが来る予定の場所でミカン箱みたいのに座ってしばらく待っていたんだけど、出発の5分前になっても明らかにパテイン行きではないバスがその場所に停車しているので、少し不安になって近くのおじさんに話しかけて見ました。身振り手振りで「これパテイン行きのバスじゃないですよね?」と聞いたつもりだったのですけど、どうも「パテイン」の発音が悪いみたいで全然伝わりません。「パッテイン」とか「パセイーーン」とか色々試してもダメだったので、紙に「Pathein」って書いたんですけど、おじさんは「うーーん」とか言って首を振るだけで、何も言ってくれません。試しに日本語で話しかけてみたんだけど、相変わらず「うーーん」って首を振ってました。

それまでは周りにいるビルマ人達は88マンにまったく興味を示して無かったのですけど、88マンがおじさんと一方的な会話を始めると、いつの間にか88マンとそのおじさんの周りに人だかりができてました。その中で勇気のありそうなおばさんが、たどたどしい英語で「どこに行きたいの?」みたいな感じで話しかけてきました。おばさんが何か一言言う度に、周りの人達は「おーーっ」とか言って大喜びです。

そうこうしているうちにパテイン行きのバスが来て、無事にバスに乗ることにできました。バスに乗るとさっきおばさんの隣で88マンの事をニコニコしながら見ていた少年が5列位前に座っていて、飽きもせず88マンの事をニコニコしながら見てました。まあ88マンも普通にニコニコしてたので、二人でニコニコ合戦が始まりました。アホみたいにニコニコ合戦を続けていると、突然その少年はビニール袋に入っている細長い野菜スティック状になっているキュウリの漬物みたいのを取り出して、後ろの席の人に何か一言言って渡しました。すると、そのキュウリの漬物みたいのが88マンの所まで次々とリレーされて送られてきました。

バスの他の乗客にも思いっきり注目されながら、そのキュウリの漬物みたいのをパクって食べると、ズキューンって来ちゃいました。もう背筋が凍るほどの別格のマズサです。これはヤバイと思って適当に丸呑みしようと思って口に全部入れたのですけど、そのキュウリみたいのはキュウリじゃなくて、なんだか繊維たっぷりの物体で全然噛み切れなかったのです。吐きそうになりながらどうにか食べきった時には、もう首の後ろとアゴが痛くなってました。食べ終わって前を見ると、信じられないことにまた同じ物体がリレーされて来ました。もう一本は絶対無理と思って10分位その緑色物体を手に持ったまま固まってたのですけど、周りの人達も少年も注目してるので、決心をつけ半べそかきながらどうにか2本目も食べ終えました。もちろん食べ終わる直前に少年に向けて必死に「もうお腹一杯」アピールをしたので、3本目は送られてきませんでした。

結局何の食べ物か分からなかったのですけど、細長く切った渋ひょうたんをガチョウのオシッコに1日漬けると、かなり近い味になると思います。今思うと、あれって噛み切るのではなくて2,3時間かけてチューチューしゃぶる食べ物だったのかもしれません。